2013年に宮崎駿氏が発表した映画「風立ちぬ」を偶然目にして以来、その原作となったとされる堀辰雄のこれら2作品に興味が湧いた。堀辰雄の「風立ちぬ」の方は以前どこかで読んだ事があり、粗筋は少し記憶していたのだが、「菜穂子」は今回初めて読んでみたが、不幸な結婚生活を送る事になってしまった女性が幼馴染の青年と再会して自分の在りかたをもう一度問い直しながら苦悩していく様子が独特の文体で描かれていて大変興味深い。