不思議な世界観
ところどろこにカラーで掲載されている挿画はあまり好みではありません(力強いけれど泥臭い感じ)。文章は絵が不要だと思うぐらい、生き生きとみずみずしく楽しいです。
結構分厚いのに(児童が自分で読めるようにひらがなを多用しているためどうしても長くなる)、一気に読めちゃいます。
面白いのが、ロシア独特の世界観。基本的に善玉が勝つんですが完全に勧善懲悪ってわけでもないんです。それに、主人公(だいたいにおいて三人兄弟の末の息子)が苦難を乗り越えて美しい姫君と結婚する・・・めでたしめでたし・・・の話なのに(西ヨーロッパの御伽噺だったらここで終わる)、この姫君がとんでもない悪女で主人公を再びどんぞこに落としいれ、さらに話が続くのです。
また、ロシアの農民にとって有益な動物は賢く善良なキャラ設定がなされ(豚や猫は賢い)、害をなす動物(主に狼と熊)は間抜けな役割を負わされているのも面白いです。
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