日本にはまだない動き

米大統領候補として、ヒラリークリントンに肉薄したサンダースの自伝。 本書の本文が書かれたのは、サンダースが国政に進出した当時のことです。それでも、今の日本と状況がよく似た箇所が見受けられます。 特に、高騰する医療費の話は、TPPなどのFTAを通じて日本の富が外資の製薬会社などに奪われようとしている状況で、とても他人事とは思えません。 バーニーは選挙に興味のなかった貧困層の人々を丁寧に回り、一緒に戦ってくれるように説得しました。大切なのは、政治家が何かをやってくれる物乞い根性ではなく、一緒に事を成し遂げようという熱意です。私の周りにいる政治家にはいないタイプだな、というのが正直な感想。サンダースのようなスタンスの人がいれば、ぜひ共闘したいと思わせる一冊でした。