アドルフに告ぐ 3

前半はアドルフ・カウフマンのドイツでのナチス教育の中で見せる人間らしさが悲しみを誘う。後半、密書を巡る動きでソ連(と言うのも懐かしい)のスパイ組織が動き出したが、すんでのところで特高や憲兵が立ちふさがった。そんなシーンを読んでいる時に頭の中ではドリフのコントが浮かんでくる。後ろから迫るお化けに客席から「志村、危な~い!」なんて言葉が飛んでくるように、読者は登場人物に「もう少し賢いやり方があるんじゃない?」というドキドキ感を抱くのだ。