極めて退屈

中世イギリスの物語となっているが、イギリスで伝承されただけで物語の舞台はデンマークとスウェーデン南部である。明示されていないが、この物語は二部構成である。第1部はデンマーク王は新たな宮殿を建てて連夜の宴会をしていたところ、深夜の近隣騒音に悩まされたグレンデルという怪物(巨人?)が怒って宮殿を襲撃、占拠してしまう。これを聞きつけた主人公ベーオウルフがグレンデルを退治するというもの。第2部は、王となった老齢のベーオウルフ治下の国で、竜の守る宝の洞窟(昔の王の古墳らしい)から宝を盗んだ者がいたため、竜が激怒、火炎を吐いて暴れまわったところ、ベーオウルフ王が従者を連れて成敗に行く。ところが従者は1名を除いて恐怖に駆られて近隣の森に逃亡、事実上竜と一対一で対決したベーオウルフ王は竜と相打ちになって死ぬというもの。英雄物語だが、どちらも人間のほうが悪いのでは、と思う。