「典座教訓」には、禅の修行道場における食を司る典座の職責の重要さが記され、この典座が調理してくれた食事を頂く修行僧の心得を示したのが「赴粥飯法」である。道元は、両者の基本にあるものこそ仏道修行そのものであると力説する。飽食時代といわれる昨今の食生活を省みるとき、本書のもつ現代的意義は大きく、多くの示唆に富む必読の書といえよう。食と仏法の平等一如を唱えた道元の食の倫理。
1 典座教訓
1.典座の役割
2.典座の心構え
3.典座の1日
4.典座の仕事の実際
5.自ら手を下す
6.仕事の手順と食器類の整理
7.物を大切に、時間を有効に
8.典座の心の用い方
9.典座の修行
10.食数・食量の確認
11.僧食の作法
12.中国留学中の体験
13.禅寺の最高責任者の心構え
14.食事供養の功徳
15.物に差別をつけない
16.人を差別の目で見ない
17.日本国建仁寺の典座の実情
18.無道心者の典座の弊害
19.中国の禅院の典座
20.先人達の足跡
21.3つの心構え
2 赴粥飯法
1.食と仏道とは一体
2.食事の合図
3.僧堂への入り方
4.牀に上がる法
5.鉢の下ろし方
6.聖僧への供養
7.住持の入堂
8.食器のならべ方
9.食前の祈り
10.施食の祈り
11.献立の報告
12.施財の祈り
13.給仕の仕方
14.食事の受け方
15.5つの瞑想
16.鬼神衆への供養
17.粥の食べ方
18.ご飯の頂き方
19.食器の洗い方
20.鉢を洗った水の処理
21.食器の収め方
22.食後の祈り
23.出堂の仕方
24.放参の合図


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