成熟度

大阪湾に架かる橋の上で銀行の現金輸送車が襲われ、1億1千万円が強奪される。行員2名が撃たれて死亡。府警の黒木、亀田両刑事が捜査に乗り出すが、事態は背任、横領を扱う捜査二課にも及ぶ。黒川氏のデビュー2作目。33年前の作品だが、それを差し引いても筆力に疑問が残る。二課、つまり経済犯罪が絡むだけに、説明が難しいし、文章がこなれていない。直木賞以降の傑作と比較するのは酷と承知で、厳しい採点。