旧主久留島通嘉を脅す犯人とは?

美人で歌人の妻・おりょう、養子・駿太郎(13歳、赤目小籐次を襲った刺客から託された子で当時は赤ん坊)、紙問屋久慈屋や新兵衛長屋の面々ら、小籐次を取り巻く面々と織りなす人間ドラマと事件の数々、新シリーズの第15弾。 * 文政9年(1826年)正月。今年こそは平穏な日々を送りたいと願う小藤次のもとに元旦早々、森藩の近習頭・池端が訪ねてくる。旧主久留島通嘉が床に伏せって新年の登城を拒んでおり、窮状を救えるのは小藤次だけだという。実は通嘉は何者かから、初登城の折、森藩の御鑓先を頂戴すると脅されていた。「御鑓頂戴」をもくろむのは何者か? * 旧主久留島通嘉を脅す犯人捜しに奔走する小藤次の姿、最後に展開される犯人との対決が見物。また、駿太郎の成長ぶりもめざましいですね。本巻最後に、『小藤次は急に疲れを覚え、(齢かのう)と思った。』の下りは、何かを暗示しているようですね。 ----- ■本書の基本情報 ・筆者:佐伯泰英(サエキ ヤスヒデ) ・略歴:1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。デビュー作『闘牛』以後、スペインをテーマにした作品を発表。'99年、初の時代小説『密命』を皮切りに次々と作品を刊行、時代小説の旗手として高い評価を得る。 ・出版:文藝春秋 ・発売:2019年8月 ・ページ数:332p ■これまでに購読した佐伯泰英の著書 ・「異風者」 ・「密命」(全26巻) ・「夏目影二郎始末旅」…第14巻で読み止め ・「古着屋総兵衛影始末」(全11巻) ・「吉原裏同心」…第16巻で読み止め ・「居眠り磐音江戸草双紙」(全51巻)、「居眠り磐音江戸草双紙 読本」 ・「空也十番勝負 青春篇」(全6巻) ・「酔いどれ小藤次留書」(全20巻) ・「新・酔いどれ小藤次」…第14巻まで(本書) ----- ◆AFP情報 … ジャンル:本・雑誌・コミック、料率:3%