フランス文学史を平易に解説

フランス文学は難解である。そもそもフランス人の「感性」というものが日本人とは異なるのではないか、との印象がある。この本はそんな疑問に対して非常に良いヒントを与えてくれる。すなわち、フランス文学は哲学・社会学・政治学等との境界が非常にあいまいなのである。著者はそんなフランス文学を非常に平易な文体で、かつ非常に謙虚な口調で解説している。上記のフランス文学の性格上、やや記述が総花的との印象を受けるが、フランス文学初心者にもフランス文学が読みたくなるような、そんな一冊である。