やはり天才

50年前に出版されベストセラーになった、田中角栄の「日本列島改造論」を娘の眞紀子氏が復刻版として刊行した。金権問題は責められるべきとしてとして希代の政治家だったことに変わりは無い。これほどダイナミックに、思い通りに自分の政治を断行し繁栄日本の礎を築いた功績は称賛され無ければならない。「田中堕ろし」の急先鋒だった石原慎太郎が「天才」を書いた心境も理解出来る。対して、なんのポリシーも持たぬ「増税メガネ」の哀れさが際立つ。郵政大臣時代の角さんは、テレビ局の大量免許を出し、新聞との一元化を図って、これは当時、大きな問題と受け止めていたが、その後、テレビがマスコミの一線に飛び出し、けれど今、視聴者つまり国民の信頼を裏切っているところを見ると、これも先見の明……嫌味だな。