言志四録の全文を読みたくなり手に取り、少しずつ読み進める。大儒学者となってからも己を律しながら生きていく佐藤一斎は、人生100年時代の現代日本人の善きお手本になろうと思う。言志後録は、一斎が57歳から約10年間で記載したというが、まだまだこれから自分を高めようとしていく姿が伝わってくる。「士気に老少なし」などその典型ではないか。西郷隆盛は、言志四録から自分が気に入った101条の抄録を作って、座右の誡めにしていたというが、私もあやかりたいものである。一度読んで終わりにならない何度でも読みたい本である。