外交の神髄はこれだ

激動のヨーロッパ、二つの大戦を経てなお、独仏両国が大国として存在し得たのは、傑出した外交家の活躍があったからだ。奇人と言われるまでに個性的な3人の外交家が、徹底的なリアリズム外交戦略によって国家のサバイバルを目論む。強烈な異彩を放つ3人の生涯を通して、国家存亡の歴史が小気味よく切り取られていく。膨大な資料に裏打ちされた緻密な歴史書であるとともに、痛快な一級品の歴史文学でもある。間違いなく、読み応えのある一冊。