大変満足、充実した新書

ワクワク刺激的な充実した本だった。 年表や教科書でしか知らなかったヨーロッパ史が、3人の外交賢人の活躍とその傑出した人柄を通じて(もしくは傑出した3人の外交思想がヨーロッパ史を通じて)、生き生きと分かりやすい文章で簡潔に描写されている。そのため、読んでいてタイトルから受ける印象よりもずっとワクワク楽しかった。ドゴールについてはただ元将軍だった大統領というイメージしかなかったが、「フランスが貧しいからこそ、卑屈になることを拒否する」とは! 事柄史でも伝記物でもなく、主題はあくまでも外交。自分とは全くの別世界だと思っていた「外交」と「国」について考えさせられる刺激的な本だった。