編者により、4章で構成されている。 「夢」の章には、もう一人の自分が出てくる短編がいくつかあった。 夢野久作作品は角川文庫から数冊出ているが、それらに収録されていない作品も多く、最初に手に取る夢野本としていいかもしれない。 また、ページ数の少ない短編や詩が収録されているので、どんどん読み進められた。 印象に残った作品としては、「顔」。 己の顔のパーツひとつひとつをこれだけ観察し、文章として完成させられることに感嘆した。 これでこそ作家といえるのかもしれない。 おさまりも良かった。