まじめに取り組む人向け

一般的には、ヨガというと体の柔軟性を高めるとか、免疫力を高めるとか、健康維持とか、言われるが、この本はその手の一般受けしそうな説明はしない。 逆に、体がかたいと感じる部分をより具体的に正確に感じることが大切であることを、アーサナ毎にしつこいほど繰り返している。その意味では、体がやわらかい必要はなく、また、ヨガをやることでそれを目指す必要もない(とは積極的に述べていないが)という思想を感じた。 これはハタよりもラージャを意識したヨガと思える。私は体が固く、また、それを改善したいとも考えていない。それよりも瞑想を深めることに興味があるため私にとっては大変良かった。同じような志向の人にはお薦めしたい。逆に柔軟性その他、一般的な健康ヨガが目的ならば、ちょっと裏切られるかもしれない。 また最終章のあたりには、かなり修行風で苦行的な内容(一般常識では考えられないような現象を起こしたり、ここで文章に出来ないほど酷な体への傷つけ)がある。この手のものを受け付けない人にも薦められない。