失敗の本質の執筆裏話的な内容なのかと思いきや、野中氏の研究者としての軌跡を振り返り、主要な野中理論について簡潔に解説してくれ、野中ワールドのガイダンス的な役割も果たしている。他の野中先生の本も読みたくなった。根底に「いつか必ず米国を倒す」という思いがあったのは意外であった。求められるフロネシス型のリーダー。高い志をもちつつ地に足の着いたリーダーというイメージだろうか?共感する場は、リアルの場でしか生まれないと指摘する。米国流の分析主義的な手法に過剰適応する日本企業。日本軍のDNAは日本企業に生きている。