「こぎん刺し」は津軽地方の農民の知恵から生まれた、実用性に装飾性が加わった幾何学模様の刺繍です。紺の布に白い木綿糸で刺したものがほとんどですが、「木曜会」を主宰する著者は古典柄を大切に取り入れながら、布、糸などにカラフルなものを使い、現代生活に合った作品を作り続けています。特に、著者オリジナルの染糸を使った作品は、微妙な色合いと立体感を楽しむことができ、新しいイメージの「こぎん刺し」といえるでしょう。
カラー口絵では額装作品、タペストリー、キッチンクロスなどインテリア作品を中心に、バッグ、巾着まで70点余を紹介、26点を作図、配置図付で解説し、巻末には実際に刺した模様と並べた図案集も掲載。著者独自の絵画的な作品「東海道五十三次」も見応えがあり、新しくてユニークな一冊です。


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