読み易い本であるが…未解決の問題が多い。

この本では、20世紀に発見された「ベルの定理」から「量子のもつれ」以降の21世紀に入ってからの発展が記述されている。同時性、因果律とは?前世紀に提唱されたユングによる「シンクロニシティ」にも当然言及されており、今や懐かしいユングと偉大な物理学者パウリとの書簡による討論にも触れている。同時性、非因果性の意味することを読者には分かるだろうか?扱っている領域がそう広くはないので、読みやすいだろう。しかし、何も解決していないことも知るべきだろうし、量子力学の解釈も多様である。生命の存在の理解には程遠いことをしるだろう。