卯之吉、3年ぶりの登場!
老中も一目おく江戸一番の札差・三国屋の主・徳右衛門の孫・卯之吉が、同心株を買って定町廻同心見習いになった。武術の心得は全くないが、放蕩三昧を繰り返していたときに得た知識、人脈、そして莫大な財力で難事件を、面白おかしく次から次と解決していく。卯之吉、3年ぶり登場!。その第23弾。
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上様の容態が思わしくない。幕府は急遽、跡継ぎ筆頭候補である先君の御落胤を甲府から呼び寄せる。だが、当の若君は自由闊達なお人柄で屋敷を抜けだし、行方不明に。この失態を糊塗しようと本多出雲守が目を付けたのは、若君にそっくりの八巻卯之吉。自覚のないまま奇跡的に身代わりの大任を果たしていた卯之吉だったが、次期将軍の座を奪おうとする昏き影が忍び寄る。
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3年ぶりの登場の卯之吉、少し大人になったのか、ひょうきんぶりが少し抑えられ、シャーロック・ホームズばりの観察眼と推理に磨きがかかった感じで、これはこれで納得。ですが、以前に比べ卯之吉のあの独特な個性やストーリー展開の面白さが少し物足りない感じですね。
文庫本は買いだめ、気が向いたら一気読みが常。お気に入り登録の”蓮花の君”さんに遅れること7ヶ月あまり経っての遅いレビュー上げです。
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■本書の基本情報
・筆者:幡 大介(バン ダイスケ)
・略歴:1968年、栃木県生まれ。武蔵野美術大学造形学部卒業。テレビ局嘱託職員、CM製作会社に勤務。1995年、文筆業に転じフリーライターとして活躍。2008年、「天下御免の信十郎」シリーズ(二見時代小説文庫)で時代小説作家デビュー。
・発行:双葉社
・発売:2020年5月
・ページ数:330p
■これまでに購読した幡大介の著書
・「大富豪同心」…第22巻まで(本書)
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◆AFP情報 … ジャンル:本・雑誌・コミック、料率:3%
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