確かに制服好きですよね

「コスプレ」と聞くと、大抵の人が思い浮かべるのはアニメやゲームキャラなどの方面だと思うが、この本にはその方面はまるで出てこない。むしろ副題の「なぜ、日本人は制服が好きなのか」のほうが本題と言っても良いくらいである。 スチュワーデス(現在のCA)の歴史なども面白いが、皆がいつの間にか同じような服を着ている「疑似制服」の話が興味深い。 自分自身もリクルートや、いわゆる「お受験の親」を乗り切ってきた立場なので、それらの服を筆者が「滑稽」と切り捨てることには同調できなかったものの、某デパートの「母親用・お受験服カタログ」(どれも別のブランドのものなのに、見分けがつかないほどデザインが画一的)の写真にゾッとするものを感じたのは確かである。