対論風でわかりやすいが答えは自分の先に

著者の真摯な求道精神を象徴するように、いかにわかりやすく読者に伝えるかを考え抜いて、2人が対談をしているように工夫した表現で書かれている。一方が聞き手となるだけでなく、互いに問いかけあり、疑問形のまま読者に考えをゆだねる場面ありで、さらりと読み進めることができると同時に、じっくりと意味を考え、かみしめながら読むことが出来る本。まさに「禅問答」だけに、端的な答えを求めてはいけない。が、考えるヒントを読む度にきっと与えてくれることだろう。