家臣失態!!
一俵でも禄高が減れば旗本に格下げになるという、ぎりぎり一万石の小大名・下総高岡藩に婿入りした尾張徳川家一門の井上(竹腰)正紀、妻・京、家臣、領民の苦悩と苦闘を描くシリーズ第11弾。
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高岡藩では、河岸のさらなる発展のため納屋の普請を検討したが、先立つものがない。消極的な姿勢を叱られた勘定頭の井尻は納屋の普請の費用を稼ぐため、縁のできた商人を通じ、繰綿相場に藩の公金を無断で注ぎ込んでしまった。ところが、相場は井尻の思惑とは逆に動き、このままでは大損必至だ。それを知った正紀は。。。
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今も昔も、素人が商品先物に手を出すとえらい目に合うといったところか。家臣の失態を何とか挽回しようする正紀と家臣ら、適切なアドバイスをする身重の妻・京。この失態の裏には大きな陰謀が存在し、これを暴く過程が面白い。
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■本書の基本情報
・筆者:千野隆司(チノ タカシ)
・略歴:1951東京生まれ。國學院大學文学部文学科卒。出版社勤務を経て、'90年「夜の道行」で第12回小説推理新人賞を受賞。時代物シリーズを始めとする著書多数。
・出版:双葉社
・発売:2019年12月
・ページ数:267p
■これまでに購読した千野隆司の著書
・「出世侍」(全5巻)
・「おれは一万石」…第10巻まで(本書)
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◆AFP情報 … ジャンル:本・雑誌・コミック、料率:3%
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