異端とされながらも、キリスト教文明には大きな影響を与えていた外典、偽典であるが、その外典が文庫で読めるようになるとは思っても見なかった。下巻は有名なソロモンの知恵、第四エズラ書、エノク書が納められている。キリスト教者ではないものにとっては、面白いものとはいえない。書き加えられたり、変えられたりしている為か、矛盾的な箇所も多くある様に見える。文学として読むなら特に問題はなかろうが、正当に読むためには、誰かについて読むことが必要だと思う。