若きアッシジの聖フランチェスコを描いた作品。後半がかなり理屈ぽっくなり、浮いた感じがしてくるのが残念なところです。ドノファンが歌う歌がきれいで素敵だった。感動したのは最初のブラザーサン・シスタームーンのメロディに乗せて病から回復したときの鳥たちとの交流と同じブラザーサン・シスタームーンの歌が出てくる世俗教会から自分の信仰へと移っていく場面でした。2000年ぐらいに探したけれど発売されていなくてあきらめていたので大変にうれしいです。
暗黙知とは言葉には出来ないが、知っている事だというのだ。直感、勘等(おそらく無意識も)がそれに当たる。そして、それらは肉体を通じて得られる外界対して、いろいろな場で転換し階層としながら作りあげたものだ。そして、たぶん著者は根源には宇宙の意思ともいうべきもの(宇宙が生成し維持している根本法則とでもいうのだろうか)を想定しているように思う。進化自体が暗黙知を具現化していく道筋であり、方法であろう。著者は暗黙知を通じて宇宙を解明しようとする。まさに暗黙知の次元でなのだが、これは終わることのない永遠の円を作り上げて行くことになりはしないだろうか。
空という言葉はいろいろな意味に使われていて中々解りえない言葉の一つ。空の言葉で一番良く知られている般若心経等はいろいろな人の解説書があり、なんとなく解ったような解らないような・・・。それもそのはず、時代と人により空の考え方がいろいろと変化してきたという事でもある。空の歴史を振り返ることで、空の考えや意味について一つの足場を提供してくれる。空思想についていうなら、そもそも、言葉でいえないものを言葉で表そうとするのであるから、自然と言語哲学の様相を見せてくる。自己否定から現れる再生のドラマは一人ひとりの中にあるのだろう。やさしい読み物ではないが、いろいろな思いを浮かび上がらせてくれる。個人的には現代に空の思想をどのようによみがえらせて行くかを考えていた15章が一番読んでいて楽しかった。
著者が考える、本を読むことの意義や読み方の方法、そこから作り出されて行くものをインタビュー形式で答えている。個人的に興味深かったのは、但馬聖人として知られている池田草庵の方法を真似たというところであった。その内容は、本を読んだらすぐに頭で内容を追想し写し取って行くことと読書した内容は他の人に提供して行くべきというものだ。池田草庵は地元でも知っている人は少ないのではないかと思っていたので、著者が参考にした読書法で池田草庵の名前を見るとは思ってもいませんでした。
旧版より100ページ以上の増加となっており、いろいろな曲が増えている。まえがきを見ると旧版は17刷にもなったという。しかし、クラッシック音楽の名盤と銘打ってあるが、個性的な3名が、各々1枚を選ぶのであるから、選ばれてくるCDは、初心者向きではない物も多いと思う。個性的な3人の推薦文章と、どのようなCDを選ぶのかを楽しむ本であろうと思う。福島氏も書かれているが、選者自身が感受性、価値観も変わって行っている。選ばれているCDが選者にとって絶対でも、読者各々により価値観、感受性も違うのであるから、聴き比べをしたい時に参考にすべき物だと思う。現在輸入CDでのViolin Masterworks やPiano Masterworks、カラヤンのSymphony Edition 等が某通信販売では各30枚から50枚入りで1万円程度と1枚あたり約200円で手に入る。Mendelssohn: Complete Masterpieceは30枚入りで4千円程度。Beethoven: Complete Masterpieces は60枚入って4千円程度です。他にもモーツァルト全集やバッハ全集もある。ここらへんから聞き始めて気に入った曲があればこの本を参考にするのが良いと思います。
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ハッピー・ザ・ベスト!::ブラザー・サン シスター・ムーン
若きアッシジの聖フランチェスコを描いた作品。後半がかなり理屈ぽっくなり、浮いた感じがしてくるのが残念なところです。ドノファンが歌う歌がきれいで素敵だった。感動したのは最初のブラザーサン・シスタームーンのメロディに乗せて病から回復したときの鳥たちとの交流と同じブラザーサン・シスタームーンの歌が出てくる世俗教会から自分の信仰へと移っていく場面でした。2000年ぐらいに探したけれど発売されていなくてあきらめていたので大変にうれしいです。
暗黙知の次元
暗黙知とは言葉には出来ないが、知っている事だというのだ。直感、勘等(おそらく無意識も)がそれに当たる。そして、それらは肉体を通じて得られる外界対して、いろいろな場で転換し階層としながら作りあげたものだ。そして、たぶん著者は根源には宇宙の意思ともいうべきもの(宇宙が生成し維持している根本法則とでもいうのだろうか)を想定しているように思う。進化自体が暗黙知を具現化していく道筋であり、方法であろう。著者は暗黙知を通じて宇宙を解明しようとする。まさに暗黙知の次元でなのだが、これは終わることのない永遠の円を作り上げて行くことになりはしないだろうか。
空の思想史
空という言葉はいろいろな意味に使われていて中々解りえない言葉の一つ。空の言葉で一番良く知られている般若心経等はいろいろな人の解説書があり、なんとなく解ったような解らないような・・・。それもそのはず、時代と人により空の考え方がいろいろと変化してきたという事でもある。空の歴史を振り返ることで、空の考えや意味について一つの足場を提供してくれる。空思想についていうなら、そもそも、言葉でいえないものを言葉で表そうとするのであるから、自然と言語哲学の様相を見せてくる。自己否定から現れる再生のドラマは一人ひとりの中にあるのだろう。やさしい読み物ではないが、いろいろな思いを浮かび上がらせてくれる。個人的には現代に空の思想をどのようによみがえらせて行くかを考えていた15章が一番読んでいて楽しかった。
多読術
著者が考える、本を読むことの意義や読み方の方法、そこから作り出されて行くものをインタビュー形式で答えている。個人的に興味深かったのは、但馬聖人として知られている池田草庵の方法を真似たというところであった。その内容は、本を読んだらすぐに頭で内容を追想し写し取って行くことと読書した内容は他の人に提供して行くべきというものだ。池田草庵は地元でも知っている人は少ないのではないかと思っていたので、著者が参考にした読書法で池田草庵の名前を見るとは思ってもいませんでした。
クラシックCDの名盤新版
旧版より100ページ以上の増加となっており、いろいろな曲が増えている。まえがきを見ると旧版は17刷にもなったという。しかし、クラッシック音楽の名盤と銘打ってあるが、個性的な3名が、各々1枚を選ぶのであるから、選ばれてくるCDは、初心者向きではない物も多いと思う。個性的な3人の推薦文章と、どのようなCDを選ぶのかを楽しむ本であろうと思う。福島氏も書かれているが、選者自身が感受性、価値観も変わって行っている。選ばれているCDが選者にとって絶対でも、読者各々により価値観、感受性も違うのであるから、聴き比べをしたい時に参考にすべき物だと思う。現在輸入CDでのViolin Masterworks やPiano Masterworks、カラヤンのSymphony Edition 等が某通信販売では各30枚から50枚入りで1万円程度と1枚あたり約200円で手に入る。Mendelssohn: Complete Masterpieceは30枚入りで4千円程度。Beethoven: Complete Masterpieces は60枚入って4千円程度です。他にもモーツァルト全集やバッハ全集もある。ここらへんから聞き始めて気に入った曲があればこの本を参考にするのが良いと思います。