楽しめるエッセイ

エッセイ「ずれずれ草」は抜群に面白かった。どちらかというと暗いイメージが先行する小説家、桜木紫乃さんの新しい面を見た感じ。このキャラで道東の物語やカルーセル麻紀の半生が書けるあたりが文才なのだろう。ただ表題の「妄想radio」や覆面座談会は不要ではないか。どのみち1冊にまとめるならエッセイだけの方が良かった気がする。表紙の桜木さんが随分な美人……というのはルッキズムの問題、あるいはセクハラか。でも本音。