欧州に迫り来る危機

サブプライム危機の戦場は欧州にあったという事実を淡々と時系列に沿って客観的に述べる。いかにこのたびの金融危機が世界規模でなおかつ根が深いかということを知るには持ってこいの一冊と言えるだろう。 余計な憶測はいっさい排除し,公開されている情報をもとに切り込んでいく姿はさながら経済金融探検隊のようでもある。日本のマスコミは専門知識に欠けているうえに勉強不足なので,このような事実はいっさい報道しないが,テレビを捨て,真実を求める人ならば一読すべき良本と言えよう。