贋作の絵師捜しから海賊退治まで、正紀奮闘

一俵でも禄高が減れば旗本に格下げになるという、ぎりぎり一万石の小大名・下総高岡藩に婿入りした尾張徳川家一門の井上(竹腰)正紀、妻・京、家臣、領民の苦悩と苦闘を描くシリーズ第9弾。 * 藩主井上正国の奏者番就任を祝って、狩野派の掛軸が贈られてきた。ところが、目利きの和によれば、掛軸は真っ赤な偽物。贋作の絵師を捜していくと、とんでもない大物が、とんでもない悪巧みをしていることが明らかになった。放っておけば高岡藩とて、無傷では済まない。一万石を守るため、正紀は奮闘する! * 贋作の絵師捜しに始まって、米略奪の海賊退治まで。展開はスピーディーなるも、物語に深みが無く、面白みが乏しかったですね。正紀の妻・京の頭脳明晰ぶりには感心。 ----- ■本書の基本情報 ・筆者:千野隆司(チノ タカシ) ・略歴:1951東京生まれ。國學院大學文学部文学科卒。出版社勤務を経て、'90年「夜の道行」で第12回小説推理新人賞を受賞。時代物シリーズを始めとする著書多数。 ・出版:双葉社 ・発売:2019年7月 ・ページ数:286p ■これまでに購読した千野隆司の著書 ・「出世侍」(全5巻) ・「おれは一万石」…第8巻まで(本書)