律令成立以前の地方機構「国造」の概説

律令国家成立以前の地方行政機構であった「国造」の成立や職掌、解体までが丁寧に論説されている。 大和王権が日本全国を統治するに当たって、中央からの官人派遣と地方有力者との融和政策、やがて中央集権が完成していく段階で「国造」という役職が設けられた。 古代は文字資料が少なく、史料的な制約があるので、証明は難しい。 わずかに残る点と点の史料から、線や面を推定するしかない。 色々な説が紹介されるものの、実態がよく分からないというのが分かった。