・「三国志」の張角率いる太平道にゆかりがあるとされる道教教典『太平経』の引用が多かった。張角の教えがある程度推測でき、興味深かった。 ・道教・仏教に、儒教を加え「三教」と称するのに、道教・仏教の関係はそれなりに書いてあったが、儒教との関係についてはほとんどなく、残念。日本では同じ家に神棚と仏壇を祀ることはごく自然な「多宗教文化」だが、中華圏でも似たようなことはあるのか? その点にもっと踏み込んでほしかった。 ・本書を含め、道教本は何冊か読んだが、道教寺院を構造や参拝作法は、書かれておらず、不満。