人間らしい死神さんに拍手!

中山市朗氏らしい淡々とした語り口の実話怪談です。印象的だったのは死神にまつわる2つの話で、特に2つ目の話の「あ、しまった」という死神の表情、そして制服を丁寧にたたんであった、という件には、大笑いしてしまいました。お面や髑髏は無表情ですが、それでも感情が雰囲気から伝わってくる点には納得できます(子どもの頃に見た特撮番組で、怪人と仮面をつけた手下が困惑している場面があり、やたらとおかしかったことを思い出しました)。女の子の制服…どうやって、どんな気持ちでたたんだのでしょう?(爆笑) 語り手の方も笑っていましたが、髑髏の死神が、自分のミスの責任を感じた様子で、鎌を置いてせっせと女子の制服をたたんでいる…このような光景をシュールというのでしょうか? 着替えさせたのは、さすがに魔法? だめだ、想像が広がって笑ってしまう(爆笑)! 元は人間なのかもしれませんが、妙に人間臭い死神さんでした。あとは特に女性の霊ですが、いまさらながら白い服とか、全身真っ赤な服装とか…決まりがあるのでしょうか? 或いはアチラの世界の流行りだとか?