福音館書店の月刊『母の友』や『こどものとも』を手掛けてきた松居直さんの自伝です。幼い頃、寝る前に母親に本をよんでもらえる時間が至福のひと時だった著者。敗戦後、「長く子どもの心に残る本を」と『こどものとも』を作り上げていきます。本書では『こどものとも』を手掛けるなかで著者が出会った石井桃子さんや瀬田貞二さん、加古里子さんなど絵本界の巨匠についても語られており、非常に読みごたえのある内容となっています。
石井桃子さんや赤羽末吉さんらと著者のエピソードがとても面白かったです。今、私が子どもたちと絵本を楽しめるのは、敗戦後の日本で「こどもたちのために」と子どもの本と真摯に向き合ってくれた方々がいたから。改めて感謝し、日本の絵本文化を絶やさぬよう、子どもたちにしっかりと引き継いでいきたいと思いました。
最後に本書を読んで驚いたことを1つ。我が家のこどもたちが大好きな『わにわにのおふろ』や『ぶーぶーぶー』等の著者である小風さちさんは松居直さんの娘さんなのだそう。知らなかった~!
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