長声一発!

これまで読んだ青函連絡船に関する本は、その多くが歴史、特に洞爺丸台風を扱ったものでした。 一方で、本書は主に昭和50年代~終航に至るまでの連絡船の日常の描写に重きが置かれています。 私事ですが、昭和63年2月、連絡船フィーバーの頃失意のなか北に向かい青森から1便十和田丸に乗船した時、いつまでもデッキで佇んでいた私に「ここは寒いから、もう中にお入りなさい」と声を掛けてくれた船員さんの優しい顔が懐かしく思い出されました。 現存するのは青森の八甲田丸と函館の摩周丸のみ。いつまでも残っていて欲しいと思います。 この文を書いているうちに函館に行きたくなってきました。 港の近くに宿を取ると夕方5時に聞こえるあの汽笛…