消えた米俵四千俵を捜すうちに。。。

一俵でも禄高が減れば旗本に格下げになるという、ぎりぎり一万石の小大名・下総高岡藩に婿入りした尾張徳川家一門の井上(竹腰)正紀、妻・京、家臣、領民の苦悩と苦闘を描くシリーズ第10弾。 * 海賊船は正紀らの活躍で退治したが、一味の幹部と悪徳商人は捕縛の手を逃れ、米俵四千俵とともに行方をくらましていた。属の背後では大藩の黒幕が糸を引いている。黒幕は、ここで手に入れた金を、府中藩の世子問題に利用し、勢力の拡大を図っていた。さらには府中藩領内の行方郡三村では、再び一揆がおきようとしていた。 * わずかな手掛りを追って消えた米俵四千俵を捜しつつ、他藩の農民一揆の解決にも奮闘する正紀らの活躍が見物。また一方で、正紀の高飛車な物言いが気に障りながらも、お腹が大きくなってきた妻・京を愛おしむ姿、米俵四千俵探索に発破をかける義母・和との交わりが、ほのぼのとしていいですね。 ----- ■本書の基本情報 ・筆者:千野隆司(チノ タカシ) ・略歴:1951東京生まれ。國學院大學文学部文学科卒。出版社勤務を経て、'90年「夜の道行」で第12回小説推理新人賞を受賞。時代物シリーズを始めとする著書多数。 ・出版:双葉社 ・発売:2019年8月 ・ページ数:267p ■これまでに購読した千野隆司の著書 ・「出世侍」(全5巻) ・「おれは一万石」…第8巻まで(本書) ----- ◆AFP情報 … ジャンル:本・雑誌・コミック、料率:3%