剥き出しの列強政治

本書、サブタイトル付けた方が良かったのでは? 例えば、「キリスト教から始まった近代国際社会」とか。すなわち、本書は「国際法成立史」って感じなんですよね。その意味で言えばとても面白い。「なぜ、キリスト教は近代を生んだか」という問題意識が根底にある。 さて、令和の時代にロシアはウクライナを侵略している訳だが、国連は無能を晒している。本書には「国際連合は剥き出しの列強政治」と書いてあるが、残念ながらその通りなんだよなぁ……。弱小国家(グローバルサウス)は対露避難に賛成しないわけだが、果たして彼ら、小室博士の言う「主権国家を名乗るだけの過程」を経ているのだろうか……。 ということで、昔の本の復刻にも関わらず、本書から得られるものは少なくない。