4章が今一つ

経済学の考え方の説明、紹介と筆者の率直な違和感が分かりやすく誠実に述べられていると思う。できれば人間の集団を扱う社会学的なアプローチとの対比がもう少し詳しければ更に分かりやすかった。ただし、成長・将来を扱った4章はがっかり。資源制約がなければ経済学の出番がないのは当たり前。天然資源の制約や気候変動問題対応などを正面から扱った方がよかったと思う。技術進歩の議論も乏しい。また、人口減少を考えるなら、既存のインフラを維持できなくなることが社会の在り方をどう変えるかを論じた方が有益では?