望と望まざるとにかかわらず宿命ならば…

産まれながらにして翠蘭の並外れた高貴な美貌が、奎真を惑わし苦しめる。この手で殺してやりたいほど憎んでいるのに…。そして二人の間には、『憎悪以外の何があるというのだ!』翠蘭にとって奎真は、恨みをぶつける相手でしかないと言いきる。共に消し去れぬ感情に苦しみながらも、離れることも不可能なほど求めて止まない思いがあることを知る―――。欲をいえば白虎の試練のあたりや、六年振りに訪れた奎真の郷での話しなど、展開をもう少しだけ広げて掘り下げて書いてもよかったのではという気がしましたが…?