現役のベンチャーキャピタリストの視点から、スタートアップが成長するまでに経験する様々なフェーズでどのような観点を持っておくと良いのかを具体的な事例を交えて描かれています。平易な文章で書かれているので、私のようにこの領域に詳しくない人でも理解できる内容になっていると感じました。特に、起業家のビジョンに関する章では、五条・アンド・カンパニーの事例を交えて、どのような原体験を起業家が持っているのか、それを会社に浸透するためにはどのような手段があるのかなど丁寧に書かれており、勉強になりました。自身が起業家ではなくとも、スタートアップなどに勤める人であれば、経営者がどのようにビジョンを考えているか、どの方向に組織を進めようとしているかを観るためにとても参考になるのではと思います。総じて、起業を目指す人だけでなく、スタートアップで働く人にとっても有益な本だと感じました。