スプラッター描写はない

本当に自分はこういう変態的な狂気の映画が好きだなぁと思う。全然細部(のストーリー)を知らず、映画館で予告編だけ見て、ブルーレイを予約購入をしてしまった。 世田谷一家殺人事件に着想を得たと思しき話で、劇中漫画はあるが、所謂原作(漫画・小説等)はない。近年この種の映画としては珍しいオリジナル・ストーリーである。オリジナルで、こういうダークな物語、しかも東宝製作配給、菅田、Fukase、小栗、高畑らの人気者を揃えられなければ製作出来なかっただろう。しかし、準主役格の小栗旬は途中で刺殺されてしまう衝撃の展開。また犯人として逮捕される松田洋治は驚愕的な姿で、家族ゲーム(TV)、「はるか、ノスタルジィ」(大林宜彦監督)はどうした。酒向芳が演りそうな役である。 如何にも現代的なのは、この映画では一切殺人シーンを見せない(既に事が終わって、血まみれの死体になっている)。ひと昔前ならば、その殺人シーンがスプラッター描写として、売りの見世場になったはずである。現在の世論への忖度ね。