日本人による自然再生のバイブルか?

鷲谷先生の取り組みが,一段落した中間のまとめのような感じがする。どこかのレビューで「鷲谷さんはいつもアサザプロジェクトの話ばかり」と言う意見を読んだことがあるが,この本には,他の事例について結構書かれている。 まだ,日本で自然再生という名前で活動がなされていないときに,すでにそれなりのところまで進めておられたのは,この本ではじめて知った。鷲谷さんと言えば生物多様性だが,生物多様性に対しての確固たる信念が貫かれており,爽快でもある。これを読んで生物多様性についての理解がずいぶんと深まったように感じる。もっときちんとした専門書を読みたくなった。