政権離脱!!
一俵でも禄高が減れば旗本に格下げになるという、ぎりぎり一万石の小大名・下総高岡藩に婿入りした尾張徳川家一門の井上(竹腰)正紀、妻・京、義父(当主)・正国、義母・和、家臣、領民の苦悩と苦闘を描くシリーズ第13弾。
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武士はつねに民の頂に君臨せねばならぬという松平定信に疑問を抱きつつも協力してきた尾張徳川家一門だが、ある施策を契機に定信政権との訣別を決める。正国の奏者番辞任で一門の意を示そうとしたが、定信に近い一派は正国を不祥事を理由の解任へと追い込もうとする。陰謀を阻止すべく正紀は動いた。
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義父・正国を陥れようとする老中・松平定信の企みを阻むため、奮戦する正紀らの活躍が見もの。今回は井上家が属する尾張徳川家一門の絆の強さも大いに感じられました。
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■本書の基本情報
・筆者:千野隆司(チノ タカシ)
・略歴:1951東京生まれ。國學院大學文学部文学科卒。出版社勤務を経て、'90年「夜の道行」で第12回小説推理新人賞を受賞。時代物シリーズを始めとする著書多数。
・出版:双葉社
・発売:2020年7月
・ページ数:262p
■これまでに購読した千野隆司の著書
・「出世侍」(全5巻)
・「おれは一万石」…第12巻まで(本書)
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◆AFP情報 … ジャンル:本・雑誌・コミック、料率:3%
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