97歳の現役、かつ日本初の女流報道写真家の半生記ですが、それがすなわち昭和の歴史となっています。女性がまた人権を認められず社会進出もままならなかった時代に、やりたい事にズンズンと向かって行くその姿には、カッコいい!と思うと共に、その強さや逞しさにすごく励まされ、また、あの時代の女性~母の青春の時代と重ね合わせたりもして、感慨深い物がありました。「ズボンをはいていれば男性と同じ」と言いつつも、そのお仕事には女性ならではの感性も垣間みる事が出来ます。若い頃の恋愛やあこがれ~離婚や再婚、連れ合いの死を看取ったり、そんな中で仕事を中断せざるを得なかったりもしつつ、それでも尚、生涯「写真家」を貫く著者。40-50代になっても新たな挑戦をされている姿には「人生やっと折り返し地点」「私もまだまだこれから!」と元気を貰いました。文章も平易で、東京出張の往復で読み切ることが出来、爽やかな気持ちで帰宅出来ました。有り難うございました!
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