松永久秀の出自から経歴まで、一次資料から丁寧に検証された著作です。 タイトルから誤解しそうですが、著者はあくまで「松永久秀は 三好長慶に誠実に仕えた忠臣」という結論に達しております。 その点には完全に同意できます。 惜しむらくは息子や弟など一族に関する記述が少なく、 彼らのヒトトナリが解らない点が残念です。 他社の松永久秀 (シリーズ〈実像に迫る〉と内容が被りますが、 版型もページ数も異なりますし、一概に優劣はつけられません。 とはいえこちらは三百ページもあり、三倍のボリュームです。 且つページ数の割りに安価です。両方揃えて購入しても損はしません。