ニットウエアのデザイン(中級以上向け)
自分で模様編みのセーターなどをデザイン・製図する際に、好きな模様を本の中から選んで、襟、袖、肩などの増減目を割り出すために使うものです。
1991年12月発行「実物大模様編グラフ」の新バージョン的な位置づけの書籍だと思います。
最初に、実物大模様編み図の使い方が8ページ掲載されています。その内容は、91年版とほぼ同じです。「編み物のかんたんなサイズ調整と製図と割り出しの基礎」のかぎ針編みの割り出しの章より省略されていますが、割り出しの5つのポイントの説明などは同じです。
実物大というのは、中細を3号のかぎ針で編んだときの実物大、という意味です。他の太さの糸で編んだ場合でも、かぎ針は縦横比率が同じなので、ゲージを測って目数と段数がわかれば、同じ要領でこの本を使って割り出しできます。その辺の説明も記載されています。
この「実物大模様編み図」は、「かぎ針編みパターンブック300」から抜粋された80パターンが掲載されているらしいです。パターンに名前が付いていないので、目次はありません。ざっと見比べてみましたが、1991年版「実物大模様編グラフ」の77パターンとは異なるものです。
1パターン1ページで構成され、ページ上部にその模様の簡単な説明・活用方法・割り出し時の注意事項などが2~3行あります。例えば、35を引用すると「中長編み3目の玉編みがくり返される模様は、しっかりとした地厚な編地になります。モヘアで編むとふっくらした愛らしい雰囲気になります。中長編みの玉編みは十分に糸を引き出して編むようにします。左右対称の模様でないので、割り出しは両端分が必要になります。」という具合で、この説明は模様を選ぶときの参考になります。ページ下部に1模様の目数と段数、左または右上に写真、真ん中にどーんと編み図となっています。
残念ながら写真は白黒で、さらに若干縮小されていて、実物大ではないので、模様の雰囲気が分かりにくいです。実際に使用する糸で編んでみないと、ダメですね。
「かぎ針編みパターンブック300」(2006年発行)は持ち合わせていないのですが、比較的新しい模様を好まれる方は91年版の「実物大模様編グラフ」の代わりに、こちらの「かぎ針編み実物大模様集」を参照されるとよいと思います。
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