やわらかいCBT

行動療法やCBTは、機械的だと評されやすいが その理由の一つは、無味乾燥な書籍が多すぎるせいかもしれない。 (無味乾燥がダメとは言わないが) 「CBTは勉強したいけど、機械的・操作的でとっつきにくい…」 という方は、本書を強くお勧めする。 内容はしっかりとしたCBTなのだが、 血肉の通った臨床現場でのやり取りが目に浮かぶような、 温かさが、本書にはある。 親しみやすく、冗談も交えている書き方は、 ブリーフセラピーに似た雰囲気もある。 関係性の重要性をちゃんと含んでいるのは、 訳書を除けば本書くらいではないだろうか。 ぜひこういった、力量と文才に恵まれた中堅の先生方にこそ たくさん本を書いてもらいたいところである。