完全菜食主義者の入門書ですね。

この本は、完全菜食主義者というビーガンの考え方の入門書ですね。 動物保護の為に完全菜食主義の薦めを書いていますね。 ただ、論点としては、P60に、「栄養」と項目がありますが、実際に、毎日の献立として、栄養学に基づいたものをメニューとして、書かれていないことです。 そもそも、栄養学に基づいた献立がないのに、どうして、ビーガンを実践できるのしょうか?栄養不足で、免疫不全になり、病気で早死にするのは、わかりますね。 また、ビーガンを実践する栄養学に基づいたメニューが、経済的に、ちゃんと、毎日、購入できるのかというのも問題ですね。それぞれの国や地域にあった事情があるので、お金がかかる上に、購入できない可能性もあります。 そして、「植物は痛みを感じるか?」と事を論点に書いていますが、植物が痛みを感じるか、どうかが問題ではなく、植物も生命の一つであり、動物だけを大事にして、植物だけは、殺していい訳がありません。動物も植物も平等に扱うべきです。この本では、動物を食べていい人間の主張を否定しているだけで、説得力がある論点整理になっていないですね。あと他の論点でも、都合が悪くなると、動物を食べていい人間の主張を否定しているだけで、肯定的な根拠が書かれていません。そういう所がこの筆者の限界でしょう。 しかし、人間は、悲しい事に、動物や植物から、生命をいただいていかないと、生きていけないという罪深い人種ではあります。だから、食べるときに「いただきます」というのです。それを仏教では業といいます。 その業の教えを全く、無視して、動物はダメで、植物は、食べていいというのは、生命の平等に扱う観点から、問題がある考えと突っ込まれてもおかしくないです。 漫画の「美味しんぼ」の「激闘鯨合戦」を見るといいでしょうね。食文化について知ることができます。 最後に、動物の殺生は、できるだけ避けるべきだが、基本的には、肉や魚や野菜をバランスよく食べて、後は、栄養が取れない分を、健康サプリで補わないと、栄養不足で、早死にするというのが結論です。平均寿命がビーガンは、20年も早いという報告も出ていますからね。 あと、早く、電子書籍化してほしいです。それに、この本の薄さで、2200円の税抜価格というのは、高いと思いますね。どう考えても、1200円位の本だと思いますね。