爽快感もググッと感も中途半端

探偵はBARにいる」シリーズ映画化第2弾として、この原作「探偵はひとりぼっち」を選んだのはまずは正解だと思う。その上で、このシリーズの原作を8作ほど読んだ上での感想だが、発端といい、展開といい結構引き込まれるのだが、終末が肩すかしというかうっちゃりというか、何かすっきりしないのです。この作品も、北海道の大物政治家が絡む展開で引っ張りながら、最後は「それですか」的な結末に、いささかがっかりです。映画自体も、「探偵」が暴力を受ける件がしつこいかなあ。反原発の政治家とのやりとりも長すぎる。(ちょっと「砂の器」(映画版)の方向へ行くのかと思いました) それより、バイオリン奏者の妹(この子の個性豊かなキャラは好きです)とマサコちゃん(ゴリが頑張っています)との物語をもっと詳しく描いてくれた方がググッと感が増したのでは。実際犯人がわかる件よりも、その後の展開の方が引き込まれます。しかしながら、冒頭のスキージャンプの出だしから、最後のバイオリン演奏の場面まで、全体的に1作目よりも何か違和感がついてまわる作品でした。