卯之吉、大坂へ

老中も一目おく江戸一番の札差で悪徳商人と揶揄される三国屋徳右衛門の孫・卯之吉が、同心株を買って南町奉行所の定町廻同心見習いになり、今や江戸で五指に入る剣豪で、悪党どもに恐れられる辣腕同心と大きな勘違いをされる八巻卯之吉。 武術の心得は全くなく、吉原で毎夜どんちゃん騒ぎの放蕩三昧の卯之吉。なぜか難事件を次から次と解決していくシリーズ第20弾。 今回は連続した殺しの犯人捜しに船を使って大坂に向う卯之吉。船乗りとの心温まる交流、台風の中で繰り広げられる悪党どもとの船戦が見物。 もちろん、頼りない卯之吉を助ける個性豊かな面々とのやり取りも軽妙で面白い。 ----- ■本書の基本情報 ・筆者:幡 大介(バン ダイスケ) ・略歴:1968年、栃木県生まれ。武蔵野美術大学造形学部卒業。テレビ局嘱託職員、CM製作会社に勤務。1995年、文筆業に転じフリーライターとして活躍。2008年、「天下御免の信十郎」シリーズ(二見時代小説文庫)で時代小説作家デビュー。 ・発行:双葉社 ・発売:2017年2月 ・ページ数:309p ■これまでに購読した幡大介上の著書 ・「大立富豪同心」…本書、第19巻まで