・銅銭の流通については詳しかったが、以下の点がよく分からぬ。もう少し理由を明確にしてほしかった。 1、いくら流通量が不足しているとはいえ、国家ではなく、商人や地方政権が勝手に造った「私鋳銭」が受け入れられたこと。特に、日本から模造古銭をベトナムへ輸出したこと。 2、「宋銭そのものに何か特別な価値が存在していたわけではない」にもかかわらず、明清代でも宋銭が珍重された理由は? 現王朝よりも、はるか昔に滅んだ王朝が鋳造した銅銭に価値があるのはなぜか? ・信長が出した「撰銭令」の内容はもう少し具体的に書いてほしかった。これが分からないから、当該箇所の文意がよく分からなかった。 ・古銭は青銅色で、新銭とは色が違うと強調されていた。それなら、古銭・新銭のカラー写真を載せてほしかった。