独学で愉しく学びたい方におすすめします
ふだん近世文書を読んでいますが、中世や戦国モノは難解な印象があってこれまで敬遠していました。
この本は著名な戦国武将が出した19点の文書すべてに、写真の原文と釈文、読み下し文が載っており、それぞれに書状の形式・書状の出された背景など詳しい解説がついています。
これをテキストに繰り返し練習しているうちに、戦国文書が「全く歯が立たない」ものではなくなってきました。
文書独特の言葉や言い回しに慣れてしまえばこわくないんだ、というのが実感です。
釈文だけではわからない、行間や文字の位置などにも意味があると知り、
武将たちの存在や戦国という時代も遥かなものではないのだと思えます。
これまでスルーしていた、博物館や歴史資料館に展示してある戦国大名の文書などを読むのが楽しくなりました。
教科書サイズでいつでも手に取れ、原文写真も鮮明で読みやすいのが良いです。
ただ、問題文の見開き部分が(綴じしろ余白不足で)見えなくなっている部分が数行あります。
購入を検討されている方はご注意ください。(改訂版が出るとよいのですが)
私は、解説ページの写真部分をコピーして貼り付けて使っています。
「手取り足取り」の解説は他には類を見ない丁寧さです。
字が大きいのも読みやすく、入門にはうってつけの一冊でした。
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