3時間は長いだろ

役者たちのクレジットが出始めるのは、(妻の死から2年後)実に開巻から40分後である(冒頭に制作会社のクレジットは出る)。2021年度「キネマ旬報」ベストテン第1位(読書選出も1位)。カンヌ映画祭では脚本賞を受け、全米批評家協会賞は作品・監督・脚本・主演賞を受賞、さらに米アカデミー賞には作品・監督・脚色賞等にノミネートされている。近年、こんなに外国で受けた日本映画は稀だろう。堂々たる3時間の大作だが、それほど劇的なことが起こる訳ではなく、外国受けする「日本」が全面的に打ち出されている訳でもない。「キネマ旬報」第1位らしい映画ではあるのだが。